大学生のためのクレジットカード基礎知識

HOME>カード選びの着眼点>

Apple Pay対応のクレジットカード

おサイフケータイ対応のAndroid スマホや携帯では従来から利用できたモバイル決済機能が、Apple Pay(アップルペイ)のスタート(2017年10月25日)によりiPhoneユーザーでも利用可能(iPhone7以降)になりました。

そこで・・・

Apple Payを利用して格好良くモバイル決済をしたいというiPhoneユーザーの学生を対象に、その仕組みや基礎知識、利用するにあたってのおすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。

モバイル決済とは?

モバイル決済とは、スマホや携帯でお金を払うこと。駅改札を入退場する時やバスの乗り降りの際、また、コンビニのレジなどでスマホや携帯を読み取り機にかざして『ピッ!!』とやっている人を見たことがあると思いますが、それです。

Apple Payとは?

Apple Payとは、iPhoneやApple Watchで利用可能な電子決済システムのこと。nanacoやSuicaのような電子マネーそのものではなく、電子マネーを利用可能にするためのシステムを言います。

実際に店頭で支払いをする際は、『Apple Payで!!』と言うのではなく、払おうとしている各電子マネーの名前を言うことになります。『Suicaで払います!!』とか『QUICPayで!!』といった感じです。

なお、Apple Payに対応するのは、iPhone7とiPhone7 Plus、Apple Watch Series 2以降から。iPadやiPhone6シリーズなどでもアプリ内決済やネット決済など一部機能は利用できますが、店頭決済や交通機関など、決済の際に読み取り機に端末をかざす必要があるものは使えませんのでご注意下さい。

何ができるの?

Apple Payで何ができるかと言うと、Suica機能を利用した電車やバスの乗り降りだったり、SuicaやiD、QUICPayなど電子マネー機能を利用した店頭での買い物、アプリやネットショップなどでのオンライン決済に利用できます。

その他、Suicaへのクレジットチャージはもちろん、SuicaアプリにビックカメラSuicaカードなどのビューカード(イオンSuicaカードなどⅱマークのある提携カードを含む)を登録&設定すれば、駅自動改札でのSuicaオートチャージ(首都圏、仙台・新潟のSuicaエリア、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリア)を利用することも可能です。

利用可能な電子マネー

利用可能な電子マネーは、今後どんどん増えていくことが予想されますが、現時点(2017年2月)で使えるのは、JR東日本の交通系ICカード『Suica』と二つの後払い型電子マネー『iD』と『QUICPay』の三つ。

イオングループのWAONやセブンアンドアイ・グループのnanaco、楽天Edyなどには対応していませんし、また、PASMOやICOCAなど他の交通系ICカードにも対応していません。早急な対応を望みたいところです。

Suicaは、お手持ちのSuicaをWalletアプリからiPhoneに取り込むこともできますし、Suicaアプリから新たに発行(無料)し、Walletアプリに追加することも可能です。

iDやQUICPayに関しては、登録するクレジットカードの発行元カード会社によって決まっており、三井住友カードが発行するクレジットカードを登録する場合はiD、クレディセゾンならQUICPayといったように自動的に割り当てられることになります。

使える場所

Apple Payは主に次のような場所で利用できます。

1.店頭

コンビニやスーパー、飲食店など、SuicaやiD、QUICPayに加盟しているお店で使えます。専用端末にiPhoneをかざすだけで簡単に支払いができるので、一度体験してしまうと、現金払いに戻ることはできなくなると思います。

2.鉄道やバス

Apple PayにSuicaを追加すると、対応する鉄道やバスに乗る際に使えます。Suicaは他の交通系ICカードとの全国相互利用が可能なため、JR東日本管内に限らず全国で利用できます。

Suicaアプリで決済用クレジットカードとして、ビックカメラSuicaカードなどビューカード発行のクレジットカードやビューカードの提携カードを登録すれば、自動改札でのオートチャージも可能になります。

なお、オートチャージは、首都圏、仙台・新潟エリアのSuicaエリア、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアで利用可能なサービスです。

Suicaに関しての詳細は、Suica機能付きクレジットカードをご覧ください。

3.アプリやWebサイト

Apple Payに対応したアプリやWebサイトでサービスを利用したり物品購入時の支払いに利用できます。現時点(2017年2月)では、じゃらんやTOHOシネマズなど対応アプリは限られていますので、今後の拡大を待ちましょう。

Apple Pay利用のメリット

Apple Pay利用には次のようなメリットが考えられます。

持ち歩くカード枚数を減らせる

ポイントカードやクレジットカード、銀行のキャッシュカードに各種会員証など沢山のカードがありますが、それら全てを財布に入れてしまうと、パンパンになって肝心のお金が入らなくなってしまうことがあります。

Apple Payを利用すれば、Suicaカードを持ち歩く必要はなくなりますし、iDやQUICPayを利用するためにカードを持つ必要がなくなりますので、財布やカードケースをすっきりさせることができます。

もっとも、店頭で利用できるのは、SuicaやiD、QUICPayといった電子マネーであり、Apple Payを使ってクレジット決済ができるわけではないので、クレジットカードを持ち歩く必要がなくなるわけではありません。

Suicaチャージが手元でできる

カードタイプのSuicaの場合、残高が少なくなってきた時に駅の券売機やコンビニ店頭などで現金チャージをしなければなりません。ビッグカメラSuicaカードのようなSuica機能搭載のクレジットカードをお持ちであれば、駅自動改札でオートチャージすることも可能ですが、対応エリアは限られており、誰もが利用できるわけではありません。

Apple Payを利用すれば、iPhoneを使ってチャージが出来るのでSuicaチャージの煩わしさから解放されます。

Suicaチャージでポイントがもらえる

一部に限られますが、Suicaにクレジットカードからチャージをすると、チャージ金額に対してポイントを付与してくれるクレジットカードがあります。特にビューカード発行のクレジットカードは、Suicaチャージでポイント3倍(還元率1.5%)とお得です。

持ち歩く現金を減らせる

電子マネーが利用できるのは加盟店に限られてしまいますので、万能とは言えませんが、加盟店であればどこでも使えますので普段持ち歩く現金をいくらかでも減らすことが可能です。

カード選びのポイント

Apple Payに登録するクレジットカードをこれから新しく作ろうという場合に抑えておきたいポイントです。

VISAブランドは店頭利用のみ

国際ブランドが『VISA』のクレジットカードをApple Payに登録して利用する場合、コンビニなど店頭での電子マネー(iDかQUICPay)払いはできますが、アプリやネットショップでの決済やWalletアプリからのSuicaチャージには使えません。VISAブランドのクレジットカードを登録する際はご注意下さい。

なお、Suicaへのクレジットチャージに関しては、Suicaアプリに登録すれば、VISAブランドでもクレジットチャージが可能です。紛らわしいのでご注意下さい。

Suicaチャージでのポイント付与

Walletアプリ、あるいはSuicaアプリからSuicaへクレジットチャージをした場合、ポイント還元されるクレジットカードとされないクレジットカードがあります。

どちらかというとポイント還元されないクレジットカードの方が多いですが、どうせクレジットカードを使ってチャージするのですからポイント還元してくれるに越したことはありません。

ポイント還元率の高さ

Apple Payに登録するクレジットカードに求められるのは、何よりもポイント還元率の高さです。Suicaクレジットチャージに利用する場合もiDやQUICPayを使ってコンビニその他の加盟店で決済するにしても、ポイント還元率の高いカードを利用することで最大限メリットを享受できるのは言うまでもありません。

Apple Pay登録におすすめのクレジットカード

Apple Pay登録に適した当サイトおすすめのクレジットカードを紹介します。

Suica利用がメインなら

ビックカメラSuicaカード

Suicaの利用機会が多い方なら、ビックカメラSuicaカードがおすすめ。基本還元率が高い(1.0%)上に、Suicaチャージや定期券の購入(JR東日本のみどりの窓口で)でポイント3倍になるなど、Suica利用者への優遇は◎。

年会費は税込524円(初年度無料)ですが、年1回以上のクレジット利用で次年度無料となりますので、年会費負担を気にされる方でも持ちやすいと思います。

その他、首都圏、仙台・新潟のSuicaエリア、首都圏の私鉄・地下鉄のPASMOエリアで利用可能なオートチャージ機能が搭載されるなど魅力たっぷりの一枚です。

QUICPayやiD利用がメインなら・・

JCB CARD W

QUICPayを利用したい方には、年会費永久無料のJCB CARD Wがおすすめです。ポイント還元率が高く(1.0%)、海外旅行保険など充実した付帯保険が魅力です。

アマゾンなど大手通販サイトなどの利用機会が多い方は、ネット通販に強いOrico Card THE POINTもおすすめです。

三井住友カード デビュープラス

iDを利用したいなら、人気の三井住友カード デビュープラスがおすすめ。還元率は1.0%。VISAブランドしかありませんので、Apple Payを利用したアプリ内決済などには利用できませんが、高還元の学生定番カードということでiDを利用したい学生にはおすすめです。

Apple Pay対応クレジットカード一覧(注意事項あり)

Apple Payに対応しているクレジットカードの一覧です。以下のカードに関しては、国際ブランドによりApple Pay未対応のものがありますのでご注意を。

カード名 VISA Mastercard JCB
リクルートカード ×
三菱UFJカード ×
セブンカード・プラス × 未発行

また、繰り返しになりますが、VISAブランドのものは、Apple Payに関しては、店頭での支払い(iDやQUICPay)に限られ、アプリやネットでの利用はできませんのでご注意下さい。

国際ブランド
年会費

ページトップへ