大学生のためのクレジットカード基礎知識

カード会社の本音

カード会社がカード会員に対して思っていることを書いてみたいと思います。だから何だというわけではありませんが、カード会社の本音を知ることで、今後のカードとの付き合い方が良い方向へ進めばと思います。

年会費無料よりも有料カードに入って欲しい

当たり前ですね。年会費無料のカードは入会申し込みがあって、カードを発行した時点で既に赤字です。入会審査に掛かるコストや審査通過後のカードの作成・発送など。また、カードには全て盗難保険が付いていますので、無料カードの保険料はカード会社が全額負担しています。

細かいことのようですが、全てにお金が掛かっています。入会特典でギフト券なんかをプレゼントした暁には赤字額はさらに膨らみます。それでいてほとんど利用されない休眠カードになってしまったら・・・。カード会社は商売上がったりですね。

年会費が有料のカードに申し込んでくれれば、仮に休眠カードになってしまった場合でも、毎年一定の年会費収入だけは得られます。それでも、黒字という訳にはいかないでしょうが、ゼロよりはましということです。ちなみに、シティカードなどは年会費無料のカードはありません。数年前まではありましたが、今では全てが年会費有料になっています。

キャッシングを使って欲しい

カード会社のクレジットカード事業から得られる収益は主として次のものがあげられます。年会費、ショッピングのリボ・分割手数料、キャッシング手数料、加盟店手数料。中でもキャッシング手数料が一番大きな柱になっています。貸金業法の完全施行に伴い、キャッシングからの収益は以前よりは見込めない状況になっていますが、それでも主要な収益であることには変わりないので、カード会員のキャッシング利用を望んでいるのです。

リボ払いや分割払いを利用して欲しい

テレビCMを見ていればよく分かります。特にリボ払いを使って欲しいという本音がありありと伝わってきます。要するにショッピング利用の大半を占める一括払いではほとんど儲けにならないということです。リボ払いを使ってもらって金利手数料を稼ぎたいのです。

リボ払いは金利手数料の掛かる支払い方法の一つです。むやみに利用するのは問題ですが、その特性をしっかり理解し、自分にとってメリットがあると判断できる場合に利用されることをお勧めします。時と場合によっては、メリットのある支払い方法になり得るのです。分割払いについても同様です。

毎月発生する公共料金などの支払いに使って欲しい

クレジットカードを複数持っていると、必ずと言っていいほど使用頻度の少ないカードが出てきます。数ヶ月に1回でも利用されれば、まだましですが、年に1回も利用されないような休眠カードになってしまったらカード会社としては最悪です。

休眠カードにならないためには、電気・ガス・水道・電話といった毎月支払いが生じる公共料金の支払いに自社カードを指定して欲しいと切に願っているのです。逆に、公共料金などを支払ってくれる会員は、カード会社にとっては大切な優良会員です。優良会員と認められるとゴールドカードなど上級カードへのお誘い(インビテーション)が送られてきます。

学生にそうしたインビテーションが送られてくることはまずないと思いますが、学生のうちに特定のカードを適度に利用し、延滞もなく使い続けていれば、社会人になってから上級カードへのインビテーションが送られてくるかもしれません。だからと言って申し込む必要はありませんが、そういうこともあるかもしれないということです。

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