大学生のためのクレジットカード基礎知識

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学生のための国民年金保険料の賢い払い方

二十歳になると国民年金に加入する義務があることはご存知だと思います。大学に現役合格した方であれば、大学二年生の誕生月前後に納付書が送られてきます。嫌だなぁと思われる学生が大半だと思いますが、国民の義務なのでこればかりは仕方ありません。

気の重くなるような話だと思いますが、ここでは、国民年金保険料のお得な支払い方法について、クレジットカードを絡めて紹介したいと思います。

国民年金などの公的制度は知識の有無が損得に大きな違いをもたらします。保険料の支払い方法ひとつとってみても万単位の違いが生じることもありますので、興味を持たれた方は先をお読み頂ければと思います。

なお、当ページでは、学生納付特例制度のように保険料納付の猶予についても取り上げておりますが、保険料を納付する意思がある方にとってメリットの大きい支払い方法を中心に書かれておりますのでご了承下さい。

国民年金の保険料

まずは保険料について。国民年金の保険料は毎年改定されていますが、平成28年度は月額16,260円で、年々増加傾向にあります。学業を本文とする普通の学生が毎月払える額とは思えませんね。

この金額が基本になりますが、前納制度を利用することで保険料を減額することが可能です。例えば、一年分を口座振替で前払いすると年間で4,090円減額されます(平成28年度)。また、平成26年4月にスタートした2年分を口座振替で前払いする2年前納制度を利用すると、15,690円減額(一年当たり7,845円)されます。

真面目に納めようとお考えの場合は、これらの制度を利用することでお得に支払うことが可能です。

選択肢は色々

二十歳になり、年金手帳や保険料の納付書が送られて来た時に一般的な学生が採れる選択肢は色々あります。

親に負担してもらう

自己負担ゼロで老後の年金もしっかりもらえるという意味で、本人にしてみれば最良の選択と言えるかもしれません。ただ、学費や生活費等を負担してもらっている中で年金保険料まで負担してもらうのは、一般的にはなかなか難しいかと思いますが、恵まれたご家庭ならあり得るかもしれません。

おすすめするわけではありませんが、こういう選択肢もないとは言えないので、とりあえずあげておきました。

在学中に自分で納める

保険料の納付が苦にならない程お金に余裕がある学生なら、在学中に納付するのもいいでしょう。この場合は、先に紹介した前納制度をフル活用して、できるだけ保険料を軽減することをおすすめします。もっとも、サイト管理人が学生だったとしても、この選択肢を採用することはないでしょう。

なぜなら、国民年金は、社会保険料控除といった形で所得税や住民税を減らす働きがあり、その効果は収入にもよりますが、前納による保険料軽減効果を凌ぎます。しかし、学生の場合、そうした税金を納めるほどの年間収入がないケースが多く、節税による恩恵を受けることができないからです。

例えば、大雑把な説明になりますが、所得税率が最低の5%、住民税率10%の場合で見てみましょう。国民年金の保険料を年間18万円を納めたとした場合、この分の社会保険料控除を受けると27,000円の税金が節税されます。また、所得税率が10%だった場合の節税効果は36,000円にUPします。

上述したとおり、口座振替で一年分前納した場合の保険料軽減額は4,090円(平成28年度)ですから、社会保険料控除による節税効果を狙った方が、前納制度による保険料軽減効果を狙うより有利だということは明らかです。

ただ、社会保険料控除による節税効果が大きいといっても、多くの学生は税金を納めるほどの収入を得ているわけではないため、在学中に国民年金保険料を納めたとしても、社会保険料控除による恩恵を受けられるケースは少ないと思われます。そこで考えられるのが、次に紹介する学生納付特例制度の活用です。

学生納付特例制度を利用する

サイト管理人が最もおすすめするのがこれ。学生納付特例制度とは、学生本人の所得次第で保険料の納付が「猶予」されるというもので、特例制度の承認を受けた期間については、老後の年金受給資格(最低300月必要)を計算する際にはカウントしてもらえますが、年金受給額には一切反映されない仕組みになっています。

「猶予」された保険料に関しては、後から(10年以内)追納することもできるし、そのまま放ったらかしにすることも可能です。どうするかは、本人に委ねられています。

保険料を払いたくない、あるいは払うお金がないという学生にはありがたい制度だと思います。また、就職して相応の収入が得られるようになってから、追納という形で払いたいと思っている学生にも大きなメリットがあります。

就職してから追納する場合、就職先などにもよると思いますが、一般的には学生時代とは比べものにならないほどの収入があるでしょうから、先に紹介した社会保険料控除による節税の恩恵を受けることが可能です。

本来の納付期限から2年以上経過してから追納した場合、本来の保険料に多少のプラスαが乗っかってきますが、節税効果を考えれば大した額ではないと思います。※具体的な額は各自お調べ下さい。

ちなみに、学生納付特例制度を利用する際の所得基準は次のようになります。

118万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等

恐らく大半の学生が軽々クリアできるであろう基準だと思います。現に多くの学生がこの制度を利用していますので、是非検討してみることをおすすめします。ちなみに、所得と年収は違います。所得とは各種控除後の金額ですので、年収よりも低い額になります。

一番の理想は・・

学生納付特例制度を利用せずに、在学中に前納制度を活用して保険料を減額した形で納付し、かつ、社会保険料控除を受けて節税するというのが一番の理想です。前納による保険料減額と節税の両方を受けられるのでお得度がかなり高くなります。もっとも、年収が多く、所得税や住民税をそれなりに払っているということが前提になります。

お得な追納方法

国民年金の保険料は、毎月払いや一年分前納、半期分前納であれば、クレジットカードによる納付が可能なため、ポイント還元を得ることができますが、追納の場合はカード払いができないため、別の方法を採ることになります。

どうするかと言うと、クレジットチャージしたnanacoでセブンイレブンで払うのです。公共料金の支払いなのでnanacoポイントは付きませんが、クレジットチャージの部分でポイントを稼ぐのです。その際の注意としては、nanacoへのクレジットチャージが可能であり、かつ、ポイント還元があるクレジットカードを選ぶこと。また、ポイント還元率の高さも重要です。

国民年金保険料の支払いに適したクレジットカードは?

国民年金の保険料の支払いに適したクレジットカードの基準は、何と言ってもポイント還元率の高さです。最低でもポイント還元率1.0%はあるものをおすすめします。※三井住友カードが発行するクレジットカードは、国民年金保険料の納付がポイント付与の対象外となっていますのでご注意下さい。

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