大学生のためのクレジットカード基礎知識

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クレジットカードの作り方-PR-

一度経験してしまえば、クレジットカードを作ることなど大したことではありませんが、初めての学生には分かりづらい部分もあるかもしれません。そんな方のためにクレジットカードの作り方について整理してみました。

なお、カード会社により異なる部分もありますので、実際に作る場合は、各カード会社の説明等をお読み下さい。

クレジットカードを選ぶ

一番最初に取り掛かって欲しいのがクレジットカードを選ぶこと。各カードの特徴を見ながら、自分の希望に合ったものを探します。

学生であれば、年会費は無料あるいは、条件付き無料が基本になるでしょう。その他、ポイント還元率やポイントの有効期限、旅行保険の有無やカードの知名度など重視したい点で絞り込みます。学生の場合は、三井住友カード デビュープラスが特に人気があります。

申込み資格の確認

それほど厳しくはありませんが、カード毎に申込み資格が定められていて、誰でも申し込めるものにはなっていません。

年齢

学生でも作れる一般クラスのクレジットカードの場合、高校生を除く18歳以上というのが一般的です。ゴールドカードになると30歳以上という年齢制限を設けているケースもあります。

親権者の同意

未成年者の場合は『親権者の同意』が必要になりますので、事前に親御さんの承諾を得ておきましょう。なお、成人学生の場合、親権者の同意を必要としないのが一般的ですが、三井住友カード デビュープラスのように同意を得ることで限度額がアップするケースもあります。

その他

上記以外には、『電話連絡が可能な方』といったものや、『カード会社が定めた金融機関の口座をお持ちの方(口座振替用)』といった制限を設けているケースもあります。なお、学生の場合、収入に関しては一般的には問われませんのでご安心下さい。

必要なもの

クレジットカードを作る際に必要になるであろうものをまとめました。カード会社により多少異なる部分があることを念頭においてお読み下さい。

電話番号

固定電話、携帯電話どちらでも構いませんが、申込みの際に記入を求められますので、電話番号は必須です。クレジットカードの申込み資格に『電話連絡が可能な方』という文言が明記されているケースもあります。

住所

申込みの際に住所の記入は必須ですので、住所がないと申込みができません。

銀行(郵便貯金)口座

クレジットカードご利用分の支払いは、一般的には金融機関からの口座振替(自動引き落し)により行いますので金融機関の口座が必要になります。なお、口座振替手続きを書面で行う場合は、金融機関への届出印も必要になります。

本人確認書類

カード会社により若干異なる部分があろうかと思いますが、学生専用ライフカードを例にどのような本人確認書類が求められているかを見ていきたいと思います。

運転免許証をお持ちの場合は次のいずれか1点

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書

運転免許証をお持ちでない場合は次のいずれか1点

  • 健康保険証
  • 住民基本台帳カード(写真付)
  • パスポート
  • 特別永住者証明書・在留カード・外国人登録証明書
  • 住民票の写しまたは記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書

なお、本人確認書類と入会申込み時に記入した住所が異なる場合は、6ヶ月以内に発行された以下のいずれかが必要になります。

  • 国税または地方税の領収書または納税証明書
  • 社会保険料の領収書
  • 公共料金の領収書(電気・都市ガス・水道・固定電話・NHK)

申込み方法

申込み方法はカード会社により異なりますが、最近の主流はネットからの申込み。特にネット系カード会社の場合はネットからの申込みに限定しているケースも見られます。また、古くからあるカード会社では郵送による申込みを受け付けているケースもありますし、流通系カード会社では、店頭で受け付けている場合もあります。

規約の確認

どのような方法でクレジットカードを申し込むにせよ、規約の確認と同意が必要になります。しっかり読んで、理解してから申し込むようにして下さい。と言いたいところですが、大変読みづらく、分かりづらいのが難点。ここでは、できるだけ読むように努めて下さいとだけ言っておきます。

申込む時に気をつけたいこと

クレジットカードを申し込む時に気をつけたいことを4つほど。

記入欄にウソは書かない

申込みの際には氏名や住所、学校名などの記入を求められますが、事実に基づいて正しく記入して下さい。万が一、ウソの記述が明らかになった場合は最悪です。カード発行はなされないでしょうし、あなたの信用を著しく傷つけてしまいます。

また、故意ではなくても誤記入などがあると、手続きに支障を来たしますし、最悪、再度の申込みが必要になる場合もあります。二度手間になりますので、申込みの際には、事実を正確に記入するよう努めてください。

一度に何枚も申し込まない

これは、他のページでも何度か書きましたので目にした方もいるかもしれませんが、改めて注意を促したいと思います。一度に複数のクレジットカードに申し込むことは、審査に落ちる可能性を高めますのでおすすめしません。

審査に通過し、全てのカードが作れるかもしれませんが、場合によっては全滅の可能性もあります。絶対にクレジットカードを作りたいなら、同時申込みは避けて一枚だけ申し込むことをおすすめします。どうしても、複数必要なら、一枚目が発行されてから二枚目に申込み、二枚目が発行されたら三枚目といった感じで作っていくといいでしょう。

なお、このように申込み時期をずらす場合でも、あなたがクレジットカードを申し込んだという情報は、信用情報機関に半年間は残りますので、比較的短い期間にクレジットカードを何枚も申し込むと、だんだんと審査で落ちる可能性が高まってくることも考えられますのでご注意下さい。

暗証番号を覚えておく

申込み時に記入・設定した暗証番号は必ず忘れないようにして下さい。設定した暗証番号の控えはもらえませんので、忘れてしまうと、再設定が必要になります。暗証番号の再設定には、時間と手間を要しますし、忘れてしまうと、クレジットカードが利用できない局面が出てくるので厄介です。なお、誕生日や連番など推測されやすい暗証番号は不可です。

キャッシングを無理つけない

クレジットカードには、買い物での立替払い(ショッピング)と現金の借り入れ(キャッシング)という二つの基本機能がありますが、キャッシングの利用予定はないという場合は、申込み段階でキャッシング枠をゼロにすることも可能です。

その方が、審査も多少緩くなりますので、不要な場合はキャッシング枠をゼロにすることをおすすめします。申込み時にキャッシング枠をゼロにした場合でも、カード発行後にキャッシング枠を設けてもらうことは可能です(審査はあります)。

審査

クレジットカード発行に先立ってカード会社による審査が行われます。審査に落ちてしまうとカード発行が見送られてしまうことになりますが、過度の心配は無用。学生の場合は社会人ほど厳しくなく、余程のことがない限りは審査に通過すると考えて良いでしょう。

ただ、学生だからと言って、過去に延滞等を繰り返したり、何枚ものクレジットカードを同時に申し込むなどマイナス要素がある場合は話しは別。ご注意下さい。

クレジットカードの受け取り

無事審査に通過するとクレジットカードが発行されます。即日発行サービスのように窓口で直接手渡しという場合を除いては、郵送・宅配という形で受け取ることになります。送付方法はカード会社により異なりますが、郵便局の本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で送られてくるケースが多いように思われるので、その点を具体的に紹介したいと思います。

郵便局にカード会社からの郵便物(カードが同封されている)が届くと、到着通知書が自宅に届きます。それに記載されている電話番号に連絡し、配達希望日と時間帯を伝えると、指定日時に配達人が来ますので、運転免許証などの本人確認書類を提示し、カードを受け取ります。配達ではなく、自ら郵便局に出向いて受け取ることも可能です。

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