クレジットカードを利用していく上で、絶対に守らなければならないことのひとつがカード会社に対する毎月の支払い(返済)を完璧に行うこと。これができないと、この世界から退場を強いられることもありますので肝に銘じておかなければなりません。学生だからという甘い考えは許されませんので心しておくように!
支払いの延滞を繰り返してしまうと、退会や更新拒否、あるいは、新たにクレジットカードを作ろうにも審査却下で作れないなど、クレジットカード生活に支障を来たす恐れが生じます。そうならないために、毎月の支払いを確実に行うことが大事なのです。
さも分かったようなことを書いていますが、サイト管理人自身、学生時代に遅延を起こした苦い経験があります。引き落とし用銀行口座の残高不足が原因です。また、そればかりでなく、その後に届いた督促状の支払い期日にも支払いを行わなかったと記憶しています。支払うお金がなかったというよりは、完全なうっかりミスで、その次の支払い期日までに耳を揃えて、返済しています(と記憶しています)。
本来ならこのようなことは絶対にあってはならないこと。現在学生の皆さんには支払いの遅延はないよう注意して欲しいと思います。
支払いの遅延を起こしてしまった場合に考えられる主な事態を紹介します。
遅延分の支払いが実行され、カード会社側で払い込みの確認が取れるまでの間、クレジットカードの利用が停止される可能性があります。メインカードでこれをやられると結構厄介だったりします。
特に公共料金など長期継続的なサービスの利用料をそのクレジットカードで払っている場合、停止期間中に加盟店側から請求があると決済ができず、場合によってはサービスを停止されてしまいます。
具体的には、電気や水道が止められてしまうなどの事態が生じるということです。一人暮らしの学生などで公共料金をクレジットカードをで払っている方は要注意です。また、携帯料金の支払いが滞って、利用停止になってしまったら、生きていけないなんていう学生も沢山いるかもしれませんね。
1回の遅延で強制退会や更新停止ということは考えにくいですが、回数を重ねると十分考えられます。また、遅延情報は、信用情報機関に記録されますので、新規発行時の審査に影響が及ぶほか、手持ちの他のクレジットカードの更新などに影響が及ぶ可能性もあります。
遅延を引き起こさないために注意して欲しい点をいくつか紹介します。
カード会社への毎月の支払い(返済)は銀行口座からの自動引き落としが一般的で、多くのカード会社では、口座引き落としに限定しています。自動引き落としの場合、口座残高とカード請求額さえチェックしておけば遅延を起こす可能性はなくなりますので、特別な理由がない限りは口座引き落としによる支払いを行うことをおすすめします。
預金口座にある程度の預金があれば、遅延を起こす可能性は格段に低くなります。ただ、サイト管理人の学生時代を考えると余分なお金など少しもありませんでしたので、あまり大きな声では言えません。
クレジットカードは、加盟店であればどこでも使えますが、使用先をある程度制限されることをおすすめします。携帯電話や各種公共料金の支払いなど継続的なサービスへの支払いやネット通販、高額商品の購入、海外旅行などを基本とし、飲み物やお菓子、お昼ご飯など日常的に発生するものは現金払いで対応するのが良いかと思います。
利用件数が増えれば増えるほど管理が面倒になりますし、カード利用額の総額も増えますので、場合によっては支払いに窮することも考えられます。
加盟店からカード会社への請求分(カード利用分)は、Webサービスなどを見れば分かりますが、カード利用分がダイレクトに反映されるわけではなく、数日あるいは1ヶ月以上経ってから反映される(加盟店からの請求が遅いため)ケースもあります。
高額商品を購入したあとは言うまでもなく、普段より多くカード請求がありますので、いつも通りの金額しか口座に用意されてないと遅延を起こす可能性が高まります。なお、加盟店からカード会社への請求が異常に遅い場合もあります。忘れた頃に請求が来ることもありますのでその辺も注意が必要です。
多くは銀行口座からの自動引き落としを利用されているでしょうからあまり心配は要りませんが、コンビニ店頭払いなどを利用している場合は、毎月自分で払いに行かなければなりません。そのような方が帰省や旅行などで長期間自宅を離れる時は、支払い忘れが起こりやすいので注意しておかなければなりません。
アルバイトの給料日がカード引き落とし日の直前だったりすると、月々のやり繰りがしやすくなり、遅延も起こりにくくなります。当サイトでは、個々のクレジットカードに関してカード請求額の引き落とし日の情報を掲載しておりませんが、引き落とし日を判断基準にしてクレジットカードを選ぶのありだと思います。
クレジットカードを複数持つ場合でも、普段使うクレジットカードは極少数にとどめること。何枚ものクレジットカードをお店によって使い分けると、使用した枚数分だけカード請求が発生しますので、支払い管理が煩雑になり、遅延発生の要因になります。預金に余裕がある場合は問題にはなりにくいですが、カツカツで生活されている学生だと支払い遅延の可能性を高めてしまいます。
カードの使いすぎで支払いに困るということは、時と場合によってはあり得ることです。沢山預金があれば問題ありませんが、毎月のアルバイト代でギリギリのやり繰りをしているような学生の場合、予期せぬ高額請求には対応できない場合があります。
そんな時は、両親からお金を借りるなどして自動引き落としに備えるか、あるいは、一部の支払いをリボ払いに切り替えて急場を凌ぐというやり方もあります。リボだと手数料が発生しますが、遅延を起こすよりはよっぽどマシです。