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加盟店のIC対応状況がひと目で分かるロゴマークが決定-PR-

IC対応マーク

日本クレジット協会から決済端末のICカード対応が完了した加盟店であることを示すIC対応マークを決定したという発表が11月27日にありました。一部加盟店での実証実験を経て2018年4月から本格導入をする予定だそうです。

このロゴマークが表示されているお店では、安全で安心なICカード決済が可能だということが一目で分かるようになりますので、カード決済に不安があって、積極的に利用してこなかった方なんかでも安心して利用できるようになるのではないでしょうか?

このことはサイト管理人自身にも当てはまります。カード決済は頻繁に利用しますが、実店舗でお金を払う際、クレジットカードと電子マネーどちらでもOKという場合は、まず電子マネーで払いますし、クレジットカードにしか対応していない場合は、IC決済が可能かどうかをそれとなく確認し、可能であればカード払い、不明なら現金払いすることが多いので、今回、IC決済の可否が分かるようになるのは大変ありがたく感じますし、サイト管理人以外の方にとっても、カード払いを利用する上での心理的抵抗を軽減するのに大いに役立つのではないかと思います。

もっとも、東京オリンピックが開催される2020年を目途にカード、決済端末のIC完全対応を国として目指しているので、そう遠くないうちにIC対応マークの有無に関係なくIC決済が可能になるのだろうと思いますが、当面の間は、IC対応状況を判断する際にIC対応マークが役立つことになるでしょう。

クレジットカードのIC化とは?

クレジットカードのIC化とはどういうことかと言うと、クレジットカードと決済端末の両方をIC対応させることを言います。

もう少し具体的に言うと、クレジットカードそのものに関しては、磁気ストライプのみの従来型カードから暗証番号その他カード情報を格納したICチップを埋め込んだICカードへ切り替えていき、決済端末に関しては、ICカード決済に対応した端末に置き換えていくことをIC化と言います。

IC化を実現すると、偽造や盗難カードなどによる不正使用が抑制され、セキュリティが格段に向上すると言われており、欧州では既に達成していると言われておりますが、一方の日本はかなり遅れをとっているのが現状です。※米国も日本同様にIC化が遅れていると言われていましたが、カード情報の大規模漏洩事件があったのを機に近年急速にIC化を進めています。

日本でも2000年代の初め頃からICカード(磁気ストライプ併用)に置き換えられてきており、クレジットカードのIC化は2016年12月現在で75.4%(日本クレジット協会発表資料による)とまずまずの成果を上げていると言えなくもありませんが、決済端末のIC化が遅々として進んでいないという状況にあります。

もっとも、中小加盟店における決済端末のIC化は比較的進んでいるようですが、取扱い規模の大きいスーパーやコンビニ、百貨店などの大手流通業でIC化が進んでいないことがIC化の遅れの原因となっているようです。現にサイト管理人の身の回りにあるスーパーは、最近できたものも含めて全て磁気ストライプ決済となっています。

加盟店側の決済端末がIC対応していないとどうなるかというと、せっかくICカードで決済をしても、その機能を使用することができず、セキュリティ性能に劣る磁気ストライプ方式で決済を行うことになります。

注意点

ICカード取引に関連して注意点を二つほどあげてみたいと思います。

一つ目は、加盟店がICカード決済に対応していても、お手持ちのクレジットカードがICカードでない場合は、磁気ストライプ決済(サインが必要)になってしまうということ。もう一つは、ICカード決済の場合は、原則として暗証番号(PIN番号)の入力を求められますので、暗証番号を覚えておく必要があります。

最終更新日:2017年12月6日

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