SBIカードがクレジットカードの新規募集とクレジットカード事業・サービスを終了するとのリリースがありました。今後は、2017年11月頃から親会社の住信SBIネット銀行が新しく『ミライノ カード』というクレジットカードを発行し、本格的にクレジットカード事業を行っていくようです。
新規募集は2017年7月31日まで、クレジットカードのサービスは2018年1月31日までで、既存会員の方は券面記載の有効期限に関係なく、サービス終了日をもって自動退会となるようです。親会社が発行予定のクレジットカードへの自動切換え等は行われないようです。以下、サービス終了予定のカードです。
SBIカードをお持ちの方は以下の点にご注意下さい。
携帯電話や電気、水道料金などのように継続的な料金の支払いにSBIカードを指定している場合は、券面記載の有効期限に関係なく2018年2月1日以降は利用できなくなりますので、余裕を持って他のクレジットカードに切り替えることをおすすめします。
切り替えないまま1月31日を過ぎてしまいますと、決済がなされず、ご利用中のサービスが停止してしまうこともあり得ます。ご注意下さい。
SBI ETCカードをご利用中の方も同様です。2018年2月1日以降は使えなくなります。万が一利用してしまった場合、料金所の開閉バーが開かず、バーに衝突してしまうことも考えられます。そのような事故にならなくても、いざ利用しようとして、使えないとなると困ってしまいます。そうならないためにも、新しいETCカードを用意しておくことをおすすめします。
もし、お手持ちのクレジットカードがSBIカード一枚しかないという場合は、余裕を持って新しいクレジットカードを作ることをおすすめします。審査落ちで再度の申込が必要になることも考えられるからです。
家族カードを発行されている場合は、利用しているご家族に、カードが使用できなくなることなどを予め伝えておくとトラブルにならずに済むと思います。
SBIカードと言えば、後発組カード会社のせいか、他のカード会社が発行するクレジットカードとは一線を画する個性的な点が多かった印象があります。
例えば、SBIレギュラーカード。年会費無料(募集開始当初は永年無料でした)ながら家族特約付きの海外旅行保険が搭載されていたり(ゴールドカード級の特典)、複数ある券面のうちの一部には、真珠を練りこんでいたりと、度肝を抜かれたのを覚えています。
また、SBIゴールドカードには純金が、SBIプラチナカードにはプラチナが、SBIワールドカードにはダイヤモンドが券面に使用されていたそうです。
というように、個性あるカード会社だっただけに、サービスを終えてしまうのは残念ではありますが、嘆いていても仕方ありません。皆さん方がご利用中のクレジットカードでも同様のことが起こりうるということは意識しておいた方がいいと思います。
もっとも、クレジットカード事業を終了するというケースは、そう滅多にあることではないと思いますが、個別カードのサービス終了はかなり頻繁にあります。
現に、サイト管理人が利用していたカードでも、Yahoo! JAPANカードSuicaのサービスは終わってしまいましたし、数年前に解約した漢方スタイルクラブカードもサービス終了&Reader's Cardへの自動切換えを発表しています。
というように、クレジットカードのサービス終了というようないざという時に備える意味でも、クレジットカードは最低二枚程度はあった方がいいかもしれませんね。
最終更新日:2017.7.20