楽天が運営する共通ポイントサービス『楽天ポイントカード』。既に多くの学生が利用していると思いますが、その魅力や仕組み、使い方など基本的なことに加え、関連のおすすめクレジットカードを紹介します。
楽天ポイントカードとは、楽天が運営する共通ポイントサービス、および利用する際のポイントカードの名称です。TポイントやPontaの競合サービスと考えれば、イメージが沸きやすいと思います。2014年10月に『Rポイントカード』としてスタート、翌2015年11月に楽天ポイントカードと改称し、現在に至ります。
楽天ポイントカードは、街ナカの楽天ポイントカード加盟店での買い物やサービス利用時にポイントを貯めたり使ったりすることができます。その際のポイントは楽天スーパーポイントで、楽天グループがネット上で展開する楽天市場や楽天トラベルといった各種オンラインサービスでも利用することができます。
楽天の既存会員からしてみれば、従来、ネット上でしか利用できなかった楽天スーパーポイントが、リアル店舗でも獲得・利用できるようになったことで、大幅に利便性が高まったと言うことができます。
楽天ポイントカードの利用手順について簡単にまとめます。
まず、最初に楽天会員に登録します。楽天市場など楽天グループのオンラインサービスを利用したことがある方、楽天スーパーポイントをお持ちの方は、既に楽天会員になっているので、改めて登録する必要はありません。
入手方法は複数あります。ミスタードーナツなど楽天ポイントカード加盟店で無料(一部加盟店では有料)で配っているものをもらってもいいですし、楽天市場で100円で購入することもできます(クロネコDM便なら送料無料)。
また、利用できる加盟店が限られますが、楽天ポイントカードアプリをダウンロードして利用することもできます。なお、楽天ポイントカードを配布していない加盟店がありますのでご注意ください。
楽天PointClubにログインし、楽天ポイントカードの裏面に記載されている楽天ポイントカード番号を登録します(最大15枚分まで登録可能)。楽天会員IDと楽天ポイントカードをリンクし、楽天ポイントカードで貯めたポイントが使えるようになります。それまでは、貯めることはできても使うことができませんのでご注意ください。また、登録前に貯めたポイントは、12ヶ月経過すると失効してしまいますのでご注意ください。
普通のポイントカードと同じです。楽天ポイントカード加盟店で会計する際に提示するだけでOKです。楽天ポイントカードアプリの場合は画面にバーコードを表示してから提示すればOK。ポイントを使いたい場合は、会計時にポイント利用の旨を伝えれば、保有ポイントから支払うことができます。
先に、楽天ポイントカードの入手の箇所で少し触れましたが、楽天ポイントカードの種類について詳しく説明したいと思います。楽天ポイントカードは大きく四タイプに分けられます。
クレジット機能や楽天Edyが搭載されていないオーソドックスタイプのカードです。楽天ポイントカード加盟店で無料で配布されているのはこのタイプです。とりあえず、楽天ポイントカードを手に入れたいう学生におすすめ。
なお、独自デザインの楽天ポイントカードを発行している加盟店では、オフィシャルのカードではなく、独自デザインのカードが渡されます。
電子マネーの楽天Edy機能が内蔵された楽天ポイントカード。楽天ポイントカードとしての機能はもちろん、電子マネーとしても利用できます。
電子マネー利用分については、税込200円に付き1ポイント(楽天スーパーポイント)がもらえますので、ポイント獲得に積極的な学生におすすめです。
楽天ポイントカード加盟店で楽天Edyで支払えば、①楽天ポイントカード提示によるポイントと②楽天Edy利用分に対するポイントの二重取りが可能です。
なお、Edy-楽天ポイントカードは、有料での販売が基本です。オフィシャルカードの場合は、楽天市場で税込330円で購入可能(クロネコDM便なら送料無料)。各種デザインカードも楽天市場で販売しています(値段は税込550円が多い)。楽天ポイントカード加盟店で購入できる場合もあります。
iPhone版とAndroid版の楽天ポイントカードアプリがあって、いずれも無料でダウンロード可能。カード枚数を増やしたくない方やカードをもらいにいくのが面倒という学生に最適です。ただし、利用できない加盟店もあるので注意が必要です。※一部Android機種でダウンロードできない場合があります。
楽天カード(年会費永年無料のクレジットカード)に楽天ポイントカード機能が内蔵された一枚二役(楽天Edyもセットすれば三役!!)のカードで、ポイント還元率の高さ(基本1.0%)がウリ。
楽天ポイントカード加盟店でクレジット払いをすると、楽天ポイントカード提示によるポイントに加えて、カード利用ポイント(税込100円に付き1ポイント)ももらえますので、Edy-楽天ポイントカードよりもお得です。お得度が一番高いので日ごろから楽天市場など楽天のグループサイトの利用機会が多い学生におすすめです。
楽天ポイントカード機能が付いていない楽天カードを既にお持ちの方は、更新カードから楽天ポイントカード機能が付きますが、更新月まで待てないという方は、再発行も可能です。再発行には税込1,100円の手数料が掛かります。
楽天ポイントカードの基本的な仕組みについてまとめます。
繰り返しになりますが、楽天ポイントカードの提示で獲得できるのは、楽天スーパーポイントです。楽天市場や楽天ブックスなどで買い物した際にもらえるポイントと同じです。
ポイント付与率は加盟店毎に異なりますが、100円(税抜)毎に1ポイントが多いようです。有効期限は約1年。最終ポイント獲得月から1年です。なお、期間限定ポイントを獲得した場合はポイント有効期限のリセットは行われません。
ポイント価値は、1ポイント=1円。楽天市場をはじめとする楽天グループの各サービスで使えるほか、一部を除く楽天ポイントカード加盟店(リアル店舗)で使えます。例えば、出光で給油した時のガソリン代やサークルKでお弁当を買った時の支払いをポイントで行えます。
楽天市場や楽天ポイントカード加盟店では、1ポイントから利用できますが、楽天トラベルと楽天GORAでは100ポイントからの利用となっています。また、楽天のグループサイトでは1回の購入時に利用できるポイント上限が3万ポイントとされているのに対し、楽天ポイントカード加盟店では5千ポイントまでとされています。
また、一ヶ月間に利用できるポイント数は10万ポイントまでとなっています。※楽天の会員ランク『ダイヤモンド会員』については月間50万ポイントまでとなっています。
お手持ちの楽天ポイントカードが見当たらないなどの理由で、一旦カード機能を止めたいという時は、楽天PointClubにログインして、一時停止をすることができます。この場合、ポイント利用機能のみが停止され、ポイント獲得機能は稼動したままになります。一時停止の解除はいつでもできます。
また、完全に紛失してしまった、あるいは、もう使わないなどの理由で、カードを廃棄したいというような場合は、楽天PointClubから削除することで、ポイントの獲得も利用もできなくなります。なお、一度削除してしまうと、再登録できなくなります。
楽天ポイントカード加盟店のうち、主なものをリストアップしました。
コンビニ | ポプラ/生活彩家/スリーエイト/くらしハウス |
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飲食 | PRONTO/しゃぶしゃぶ温野菜/ミスタードーナツ/MOSDO/ペッパーランチ/マクドナルド |
携帯 | 楽天モバイル |
家電 | Joshin |
百貨店 | 大丸/松坂屋 |
ドライブ | 出光/SOLATO 太陽石油/伊藤忠エネクス/エネクスフリート |
引越し | 日通/アリさんマークの引越社 |
楽天ポイントカード機能が内蔵されたクレジットカードです。