Mastercardは、VISAと双璧をなす二大国際ブランドのひとつ。『お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで!』といったキャッチフレーズでお馴染み。
ライバルとなる同業他社には、前出のVISAをはじめ、JCBやアメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、銀聯(ぎんれん)、Discover Card(ディスカバーカード)といったものがあります。
スポーツの国際大会のスポンサーになることも多いため、クレジットカードをお持ちでなくても、テレビ中継などでそのロゴマークを目にしたことがあるという学生も多いのではないでしょうか。
2019年開催のラグビーワールドカップ2019日本大会のほか、全豪オープンテニス、全英オープンゴルフなどのスポンサーにもなっています。ちなみに、東京オリンピック・パラリンピックのスポンサーにはなっていないようです。
以下、Mastercardについて詳しく見ていきましょう。
Mastercardって一体何?ということですが、クレジットカードやプリペイドカードなどカード決済(カードによる支払い)をするためのインフラ設備を世界規模で運営・管理している企業のことで、同社が提供する決済サービスのブランド名でもあります。
Mastercardのロゴマークが表示されたクレジットカードを持っていれば、Mastercardの決済インフラを通じて、国内はもちろん、海外加盟店でのお買い物(支払い)に使うことができますし、また、国内外のATMから現地通貨を引き出す(キャッシング)こともできます。
Mastercard自身は、クレジットカードの発行を行っておりません。その点はVISAと同じ。決済インフラの管理・運営等を行いつつカード発行業務も行っているJCBやアメックスなどとは異なります。従って、Mastercardブランドのクレジットカードを作るには、Mastercardがライセンスを付与したカード会社、あるいはライセンスを受けたカード会社からライセンスを借り受けたカード会社に申込む必要があります。
例えば、学生専用ライフカードを発行しているライフカードや三井住友カードなどに直接申し込むことでMastercardブランドのクレジットカードを作ることができるのです。なお、1970年に日本で最初にMastercardブランドのクレジットカードを発行したのは、ダイヤモンドクレジット(現 三菱UFJニコス)だそうです。
VISAかMastercardで迷う方が多いようですが、どちらを選んでも大差ありません。国内における加盟店数はほぼ同数ですし、海外で見た場合は、VISAの方が若干多いようですが、使用する際に不便を感じるほどの差ではありません。
ただ、最初の一枚を作る場合は、加盟店数トップということもありますので、とりあえずVISAでいいと思いますし、既にVISAを持っているならJCBやMastercardなど他の国際ブランドに目を向けても良いのではないかと思います。
もっとも、国内利用だけを想定するならVISAに偏っても支障はありませんし、JCBやMastercardに偏っても問題になるようなことは滅多に生じないと思います。ただ、万が一ということもありますので、国際ブランドは分散させた方が無難です。特定ブランドしか取り扱いがないというお店がない訳ではないからです。
サイト管理人の場合は、本記事執筆時の保有枚数は全六枚。うち、四枚がVISAで二枚がJCB。Mastercardはゼロです。次作る機会があれば、Mastercardにしたいと考えています。
クレジットカードには、学生や社会人の多くが作るスタンダードな一般カードをはじめ、上級ステータスカードのファーストステップであるゴールドカードなどいくつかのグレードが存在しますが、MastercardにはStandard Mastercardから最上級のWorld Mastercardの全部で5つのグレードが存在します。ちなみに、二番目はゴールド、三番目はチタン、四番目はプラチナの順にグレードがアップします。
個々のクレジットカードには、ポイントプログラムや旅行保険など各カード会社が提供する特典・サービスが付いてきますが、それとは別にMastercardが提供する共通サービスがあります。
特にスタンダードカードの場合は、意識しなければならないようなものはほとんどありませんが、グレードが上がるに付けて、かなりの特典が付いてきますので、将来的に上級ステータスカードをお持ちになるようなことがある場合は、Mastercardが提供する共通サービスにも目を向けることをおすすめします。
期間限定(2018年3月1日~2019年2月28年)ではありますが、食べログの人気店を含む全国約600店舗でMastercard限定プランが実施中です。特設サイトからクーポンを取得するとウェルカムドリンクやデザートサービス、最大15%の割引サービスが受けられます。※ご利用には、Mastercardブランドのクレジットカードでのお支払い、その他店舗毎の条件があります。
Mastercard付きのクレジットカードをお持ちの方で、該当店舗を利用する機会がある方は、ご利用してみてはいかがでしょうか?サイト管理人の生活圏では、利用したいお店は見つかりませんでしたが・・。
当サイト掲載中のクレジットカードのうち、Mastercardブランドの選択が可能なクレジットカードの一覧です。三井住友のMastercardはちょっと考えにくいので、学生専用ライフカードをおすすめします。
なお、VISAその他の国際ブランドのクレジットカードも見たいという場合は、大学生のためのクレジットカード基礎知識(トップページ)に掲載のカード一覧をご覧下さい。各種条件による絞り込み検索が可能です。
最終更新日:2018年11月28日