クレジットカードには、一般カードやゴールドカード、プラチナカードといったような様々なカテゴリが存在する一方で学生クレジットカードというカテゴリが存在します。学生ならではの特典・サービスが付いてるケースもあるため、作る・作らないに関係なく、クレジットカード作成を検討しているのであれば、一度はチェックしておくことをおすすめします。
学生クレジットカードにも色々ありますが、単純に在学中の年会費が無料になるだけのものから、在学中、あるいは入会から一定年数(卒業後も含む)の期間限定優遇特典が付されているものまで様々。中には、入会資格のない一般社会人が羨むような特典が付いているものも少なくありません。
なぜ、学生向けのクレジットカードが優遇される傾向にあるのかというと、将来の優良会員候補を早期に確保したいから、というのが大きいのではないかと思います。一般的に学生は、収入や使えるお金があまり多くありませんが、就職して沢山稼ぐようになった時に、自社のクレジットカードを使ってくれたら・・・。そういった狙いがカード会社にはあると思われます。
学生クレジットカードの中には、一般カードにはない充実した特典が付されているケースが時々見られます。
例えば、当サイトでもトップクラスの人気を誇る学生専用ライフカードは、海外旅行関連の特典に強みを有しておりますが、特に注目すべきは海外利用分の3%キャッシュバック特典(年間最大10万円)。現地で利用した分の3%が戻ってくるので旅費の節約に最適。年会費数万円もするような高級ステータスカードにも見られないような超希少特典です。その他、高額補償の海外旅行保険も付いているため、海外志向の強い学生からは圧倒的な支持を集めています。
また、ANA JCB カード(学生用)は、ANAマイルを貯めたいという学生にとっては大変魅力的な一枚です。在学中は年会費無料(卒業後はANA JCB 一般カードに切り替わり年会費が税込2,200円になります)になるほか、ANAマイルへの移行レートがANA JCB 一般カードと比べて圧倒的にお得です。
と言うのも、ANA JCB一般カードの場合、カード利用額1,000円に付き5ANAマイルのレートが基本で、1,000円に付き10ANAマイルのレートで交換するには、税込5,500円の年会費が通常年会費とは別に必要になりますが、ANA JCBカード(学生用)の場合は、一切の年会費を負担することなく1,000円に付き10ANAマイルのレートで交換することができるのです。
同じ条件でANAマイルを貯めるのに年間7,700円(税込)もの差があるのです。まさに、学生だけに許された学生特権と言えるでしょう。
学生だからと言って学生カードを作らなければならないというわけではありません。学生向けということで、学生カードを重点紹介している比較サイトを見かけますが、学生だから学生カードというのはナンセンス。
学生カードに限定してしまうと、候補がかなり限られてしまうので、自分に適したカードが他にあった場合に見逃してしまう恐れがあります。その一方で、これまで述べてきたように、学生カードの中には一般カードよりも優遇されているケースがいくつかあるというのも事実です。要するに、両方を見て自分に適していると思われるものを選ぶのが正解です。
カード会社が学生向けに発行しているクレジットカードの多くは、学校を卒業するとともに、一般カードへの切り替えが行われ、年会費をはじめとする各種の優遇措置がなくなってしまうということはあらかじめ認識しておくことが必要です。知らずに作ってしまい、後で後悔するようなことだけは避けて下さい。
なお、在学中に優遇特典を存分に使い倒し、卒業のタイミングで解約するなり、他のカードに乗り換えるなりするのも一考かと思います。同じカードを永遠に使い続けるのもいいですが、ライフステージの変化によって、新しいクレジットカードに乗り換えるということは、カードライフを賢く送っていく上でも必要なことだと思います。
学生専用のクレジットカードや学生を含む若者向けカードの一覧です。
最終更新日:2018年3月22日