ANA(全日空)の学生向けクレジットカードであるANA JCBカード(学生用)は、国内外を問わず、飛行機代を浮かしてお得な旅を楽しみたいという学生にベストなクレジットカード。学生専用カードだけあって、特権的な特典がてんこ盛り。
支払いの多くをANA JCBカード(学生用)に集中させれば、かなりのハイペースで特典航空券(マイルとの交換でもらえる無料の航空券)をもらうのに必要なマイルを獲得することができるでしょう。特に一人暮らしで出費の多い学生や、アルバイトで収入が多く、月々の出費の多い学生にはもってこいの一枚です。
社会人のサイト管理人からしてみたら、このカードを作れる学生の皆さんがとても羨ましく思えてなりません。ANA JCBカード(学生用)は、そう感じさせるほどの魅力を持つカードなのです。
航空会社が運営しているポイントプログラムのことをマイレージプログラムと言い、付与されるポイントをマイレージと言います。交換賞品が主として航空券だということ以外は、一般的なポイントプログラムと大きな違いはありません。なお、マイレージの単位をマイルといいますが、マイレージそのものをマイルと言うこともあります。
マイルで交換できる航空券を特典航空券と言いますが、ANAの場合、国内線の場合で最低10,000マイル、国際線の場合は最低12,000マイル(いずれも同一区間の往復の場合)が必要になります(2019年1月時点)。
必要マイルが多いと感じるか、少ないと感じるかはそれぞれだと思いますが、例えば、ANA JCBカード(学生用)をお持ちの場合、入会初年度から毎年1,000マイルがボーナスマイルとしてもらえる上に、カードショッピングで貯まるマイルも税込1,000円毎に10マイルという超破格のレートでもらえるので、地道にコツコツ貯めていけば、特典航空券にたどり着くことは、決して不可能なことではありません。
なお、ANAカードでは常時と言っていいほど入会キャンペーンを実施しているため、大抵の場合、入会時のボーナスマイル以外にもプラスαのマイルがもらえるはずです(公式サイトでご確認下さい)。
ANA JCBカード(学生用)には、毎月のカードショッピング利用額に対して、①有効期限3年のANAマイルを直接もらうか②有効期限2年のポイント(OkiDokiポイント)として一旦もらっておいて、期限切れ前の自分の好きなタイミングでANAマイルへ移行するという選択肢があります。
ANAマイルとしてもらうと有効期限3年のうちに特典航空券との交換に必要なマイルを貯めなければなりませんが、ポイントとしてもらっておき、2年間のポイント有効期限が切れる直前にANAマイルへ移行すれば、ポイントとしての有効期限2年間とANAマイルとしての有効期限の3年間の合計5年間の猶予が与えられることになります。
5年間もあれば、普通に利用していれば特典航空券に必要なマイルを貯められるのではないでしょうか。仮に在学中に必要マイルが貯まらず、年会費発生を理由にカードを解約することになったとしても、新たなマイル口座の開設は必要(費用は掛かりません)になりますが、それまでに貯めたマイルを引き続き貯められるので、何も心配することはありません。
帰省や旅行など、日頃から飛行機に搭乗する機会がある学生ならフライトマイルがどんどん貯まっていくので有利にマイルを貯めていけると思いますが、そうでない人もANA JCBカード(学生用)をお持ちであれば、カードショッピングを利用したり、ただカードを持っているだけでマイルを貯めることができます。
ANA JCBカード(学生用)を利用すると税込1,000円に付き1ポイント(10マイル)もらえます。1,000円に付き2.5マイルにしかならないカードもあるくらいですから、1,000円当たり10マイル貯められるのはかなりの好条件と言えます。
ANAカードマイルプラスに加盟するお店でANA JCBカード(学生用)を利用すると、通常ポイント(マイル)とは別に税込100円か税込200円毎に1マイルが別途もらえます。加盟店には、セブン-イレブンやスターバックス、マツモトキヨシ、ENEOSなど身近なお店がラインアップされています。
以下のような各種ボーナスマイルは、特典航空券へ近づくのにかなり有利に働いてくれます。
各種ボーナス | マイル数 | 時期等 |
---|---|---|
入会ボーナス | 1,000マイル | カード入会時 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 翌年以降カード更新時(四月) |
卒業ボーナス | 2,000マイル | 卒業後一般カードに切り替えた場合 |
ちなみに、1,000マイルをカードショッピングで貯めようと思ったらANA JCBカード(学生用)の場合で10万円相当のカード払いが必要になります。1,000マイルもらえるということがどれだけありがたいことか、お分かり頂けると思います。
ANA便の搭乗でもらえるフライトマイルは、搭乗した区間の基本マイルに予約クラスごとの積算率(国内線の場合は運賃種別ごとの積算率)を掛けて算出されたマイル数を基本としますが、ANA JCBカード(学生用)会員には、区間基本マイルの10%が別途付与されるほか、12歳以上25歳以下が利用できる割引運賃(スマートU25)を利用した場合でも、区間基本マイルの100%(通常は50%)が付与されます。
学生向けのANAカードには、ANA JCBカード(学生用)のほかに、ANA VISA(Mastercard)カード(学生用)があります。券面デザインがそっくりなので、スペック面でも大差ないと勘違いしてしまいそうですが、中身は共通部分も多いですが肝心な部分が異なります。
比較項目 | ANAカード(学生用) | |||
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カードフェイス | ![]() |
![]() |
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国際ブランド | ![]() |
![]() ![]() |
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発行元 | 株式会社ジェーシービー | 三井住友カード株式会社 | ||
年会費 | 在学中 | 無料 | ||
卒業後 | 税込2,200円 | 税込2,200円 割引条件を満たせば税込826円 | ||
マイル獲得 | 1,000円=5マイル | なし | 無料 | |
1,000円=10マイル | 無料!! | 税込6,600円/年 |
大分端折った表になってしまいましたが、ANA JCBカード(学生用)は、手数料無料でカード利用額1,000円に付き10マイルもらえるのに対し、ANA VISA(Mastercard)カード(学生用)は、デフォルトで1,000円に付き5マイルとJCBの半分、JCBと同じ1,000円あたり10マイルもらうには、6,600円(税込)もの手数料を払う必要があります。
どちらがいいかは一目瞭然ですね。在学中ならANA JCBカード(学生用)一択になろうかと思います。ただ、卒業後の年会費のことを考えたら、割引条件付きのANA VISAカード(学生用)の方が有利です。悩ましいですね。
また、表には載せていませんが、ANA VISA Suicaカードだと、簡単な割引条件を満たすことで、税込826円にまで年会費を引き下げることも可能です。ただし、学生カードではないので在学中無料という特典はありません。
ANA JCB カード(学生用)の海外旅行保険は、最高保障額1,000万円。自動付帯で使い勝手は悪くありませんが、他のカードと比較すると補償額に物足りなさを感じます。つまり、ANA JCB カード(学生用)は、旅行保険目的に作るカードではないということです。
以下、学生専用ライフカードと比較したものを表にしてみましたが、その差は歴然です。海外旅行保険を目的にカードを作るなら『海外旅行・留学を考えている学生におすすめのクレジットカード』をご覧下さい。
カードフェイス | ![]() ANA JCB カード(学生用) |
![]() 学生専用ライフカード |
---|---|---|
利用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高2,000万円 |
治療費用 | - | 最高200万円 |
救援者費用 | 最高100万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | - | 最高2,000万円 |
携行品損害 | - | 最高20万円 |
ANA JCBカード(学生用)は、学校を卒業するとANA JCBカード(一般)という一般向けカードに自動的に変更されます。カード名称・券面の変更だけでなく、年会費やマイル付与率の部分で変更が見られますので、以下で確認して下さい。 あまりにもANA JCBカード(学生用)が優遇されているかがよく分かると思います。
比較項目 | ANA JCBカード(学生用) | ANA JCBカード(一般) | ||
---|---|---|---|---|
カードフェイス | ![]() |
![]() |
||
年会費 | 無料 | 税込2,200円 | ||
①と②は選べます | ||||
①マイル自動移行コース(直接マイルが付与される) | 1,000円=5マイル | なし | 無料 | |
1,000円=10マイル | 無料!! | 税込5,500円/年 | ||
②マルチポイントコース(ポイントでもらい後でマイルへ移行) | ポイント付与 | 税込1,000円=1ポイント | ||
1p⇒5マイル | なし | 無料 | ||
1P⇒10マイル | 無料!! | 税込5,500円/年 | ||
ボーナス | 入会時 | 1,000マイル | ||
カード継続時 | 1,000マイル(年1回 4月) | |||
卒業時 | 2,000マイル | - | ||
搭乗マイル | 区間基本マイルに10%上乗せ | |||
スマートU25の割引運賃利用時 | 基本マイルの100% | 基本マイルの50% |
ご覧のとおり、卒業前後で年会費やマイル付与率が変わってしまうので、その辺を理由に卒業を前に解約を検討する人も出てきそうですが、一方、卒業後も継続すると、卒業ボーナスと継続ボーナスの合計3,000マイルが年会費2,200円(税込)を払うだけでもらえるのですから、考えようによっては、かなりお得と言うこともできます。
卒業時のマイルの獲得状況次第では、卒業後の1年間は継続してボーナスマイルをもらうという選択もありなのかもしれません。
なお、仮に解約した場合、過去に貯めたマイルは、新たにANAマイレージクラブのアカウントを開設することで引き継ぐことも可能なので、卒業後に継続するしないは、卒業前に考えるとして、在学中の今は、存分に学生であることのメリットを活かすことをおすすめします。
ANAマイルでお得な旅を楽しみたいという学生にとってのベストカード。ただ、本文中にも書きましたが、卒業後は、年会費など在学中の優遇特典がなくなるため、魅力は半減。その点を理解した上で、在学中に使い倒すという選択はありだと思います。※年会費が発生しても毎年1,000マイルの継続ボーナスがあるので、必ずしも損ということにはなりません。
どうしても年会費が気になるという場合は、在学中はANA JCBカード(学生用)を使い、卒業後は、ANA VISA Suicaカードに切り替えて、低年会費で維持するという手もあろうかと思います。
カード名称 | ANA JCB カード(学生用) | |
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年会費 | 本カード | 在学中:無料 卒業後:税込2,200円 |
ETCカード 希望者のみ |
年会費:無料/発行手数料:無料 | |
最短発行 | 5営業日 | |
電子マネー | 楽天Edy、QUICPay、Apple Pay、Google Pay | |
国際ブランド | ![]() |
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申込資格 | 18歳以上(高校生を除く)の学生。 ※卒業予定年の3月中旬10日までの申込みが必要。 |
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発行会社 | 株式会社ジェーシービー |
最終更新日:2019年7月19日