リクルートカードプラスと言えば、超高率のポイント還元(2.0%)と電子マネーチャージに対するポイント満額付与という二大メリットを武器に年会費2,200円(税込)にも関わらず、多くの会員を集めてきたということは、クレジットカードに少し詳しい方であれば、誰もがご存知のことと思います。
しかし、ここに来て遂に電子マネーへのクレジットチャージ分をポイント加算の対象外とすることがリクルートカードにより発表されました。オフィシャルサイトでの発表ですので間違いありません。ポイント加算の対象外となる電子マネーはnanacoとモバイルSuica。
リクルートカードプラスにおいては、人気共通ポイントPontaへの即時交換サービスがスタートするなど、ポイントの使い勝手が急速に向上している中での改悪発表だっただけに、落胆された方も少なくないと思います。
もっとも、年会費が掛かるため、余程ポイント収集に積極的な方でない限りは、学生でリクルートカードプラスを持っているという方は多くはないと思いますが、もし、お持ちの場合で、電子マネーへのチャージに利用していたという方は、チャージ用クレジットカードの見直しが迫られることになろうかと思います。
なお、リクルートカードの発表によると、2016年9月15日までのチャージ分に関しては、ポイント加算の対象となるとのこと。ただし、売上データのJCBへの到着が2106年9月16日以降となった場合はポイント加算の対象外になるとのことです。
今回の改定は、あくまでも電子マネーへのクレジットチャージ分がポイント加算の対象外になるということであり、ポイント制度がなくなるわけではありません。ポイント還元率2.0%も維持されます。チャージ用のクレジットカードとしての利用価値は限りなくゼロに近いものになりますが、その他のショッピング利用においては、十分利用価値がありますので、その辺のところは誤解なきようお願いします。
また、2016年3月15日受付分をもって、リクルートカードプラスの新規申込の受付は終了しますので、その点もお気をつけ下さい。
モバイルSuicaに関しては、Suicaチャージでポイント還元率が1.5%になる「ビュー・スイカ」カードがおすすめ。定期券をセットすることも可能です。
その他モバイルSuicaへの登録に適したクレジットカードは以下をご参考下さい。
nanacoチャージに関しては、ポイント還元率の高い(1.0%)楽天カード(JCBブランド)が候補に挙がってくると思います。ポイント還元率が高いので、電子マネーチャージだけでなく、普段使いにも最適。楽天Edyへのチャージにも利用可能です(還元率は半分の0.5%)。また、年会費は学生に嬉しい永年無料となっています。
※楽天カードは、2017年10月31日ご利用分をもって、nanacoチャージご利用分がポイント付与対象外となりました。ご注意下さい。
【参考】nanacoチャージでポイントが貯まる学生向けクレジットカード
電子マネー絡みの改悪は、この手のクレジットカードにはありがちなので、別段驚くに値しませんが、カード発行そのものを募集開始から3年を待たずに終えてしまうのは、優れたスペックを持ち合わせていただけに残念としか言いようがありません。
また、リクルートカードプラスの新規募集が終了するということは、有効期限到来時の更新停止、サービス終了といったことがそう遠くない将来に起こるかもしれませんが、そうならないことを祈るばかりです。
最終更新日:2017年11月10日