クレジットカードとキャッシュカードの意味の違いを十分理解しておらず、混同して使っている人は決して少なくありません。大学生なら仕方ない部分もありますが、社会人で両者の区別ができないのは、少々恥ずかしいかもしれません。
現に両者の区別ができない社会人は沢山いますし、当サイトでもクレジットカードとキャッシュカードの違いというキーワードで検索してくる方は少なくありません。ただ、一度覚えてしまえば簡単なことなのでそれほど気にする必要もありません。
以下、キャッシュカードとクレジットカードそれぞれの特徴を説明しつつ、最後に違いを表にするという形で説明しようと思いますが、キャッシュカードは銀行ATM(現金自動預け払い機)で使うカード、クレジットカードは、お店やネット通販などの支払い(立替払い)に使うカードと覚えておけば、問題ないかと思います。
キャッシュカードは、ATMから自分の銀行口座へアクセスする際に使用するカードのことで、現金の預け入れや引き出す際に日ごろから使用していると思います。
カード作成に際しては、クレジットカードのような与信審査がないため、誰でも簡単に作れます。大学生であれば最低でも1枚は持っていると思いますし、小学生でも恐らく多くの方が持っていると思います。
主な用途は、預金の預け入れや引き出し、残高照会や振込など。それら基本機能に加えて、J-Debit(ジェイデビット)加盟店では、買い物に使用することも可能です。
また、最近では、ブランドデビット機能が搭載されたキャッシュカードも発行されており、VISAやJCBの加盟店で買い物に使うことが可能です。その際は、クレジットカードのような後払いではなく、即時払いとなるため、原則として会計と同時に預金口座から引き落としがなされます。
その他、クレジットカード機能やSuicaやnanacoなど電子マネー機能が搭載されたものもありますし、Tポイントなどの共通ポイント機能が付いたものもあるなど、キャッシュカードは多機能化がすすんでいます。
当サイトで紹介しているクレジットカードの中では、イオンカードセレクトが、キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー&共通ポイント(WAON)という四つの機能が一枚に凝縮された形になっています。
クレジットカードは、後払いで買い物ができるカードのことです。飲食店での代金の支払いやネット通販の支払い、毎月掛かる携帯料金や光熱費の支払いなど、各種料金の支払いに使えます。要するに支払いのためのカードということです。
クレジットカードは、利用者の信用に基づいて発行されるため、キャッシュカードとは違って誰もが作れるわけではありません。多くのカード会社では高校生以下の申込みを認めておりませんし、年齢がいくつであっても信用に難があると判定された場合は発行してもらうことができません。
また、クレジットカードは、キャッシュカードと同様に多機能化が進んでいます。キャッシング機能(ATM等からお金を借りる機能)や電子マネー機能、共通ポイント機能が付いたものもありますし、キャッシュカード機能が付いたものもあります。
クレジットカードとキャッシュカード。両者の主な違いを表にしてみました。
クレジットカード | キャッシュカード | |
---|---|---|
簡単に説明すると・・ | 支払い(立替払い)のためのカード | ATMから銀行口座にアクセスして入出金などを行うカード |
主な機能 | 支払い(立替払い) キャッシング |
預金の入出金 残高照会 振込(送金)など |
高校生でも作れる? | 作れない | 作れる |
作る際の審査の有無 | ある | ない |
主な発行機関は? | カード会社、信販会社、銀行など。 | 銀行や信用金庫など |
最終更新日:2018年4月25日