SuicaポイントがJRE POINTへ統合(共通化)されるということがJR東日本により発表されました(2017年4月4日)が、具体的な内容や利用者にとってどんなメリットがあるのかについてまとめてみました。
JRE POINTとは2016年2月にスタートしたJR東日本の共通ポイントで、アトレなどの駅ビルを中心に貯めて使えるポイントです。もう一方のSuicaポイントは、Suicaポイントクラブ(2007年8月~)に登録したSuicaを使ってSuicaポイント加盟店でショッピングした際に貯まるポイントです。※電車の乗り降りではSuicaポイントは貯まりません。
どちらも、JR東日本が運営するポイントですが、全く別のポイントプログラムとしてこれまで運営されてきました。それが、今回の発表で、2017年12月5日(予定)にSuica ポイントをJRE POINTに統合(共通化)するということが明らかにされました。
SuicaポイントとJRE POINTの共通化は私たちに何をもたらすのか?どんなメリットがあるのかをまとめてみました。
これまでSuicaポイントとJRE POINTをそれぞれ貯めていた人は、JRE POINT一本になるのでポイント管理がしやすくなります。Tポイントなど共通ポイントの出現でポイント管理がラクになると思いきや、ポイントだらけになってしまったという方は少なくないと思います。それが一つでも減らせると思うとスッキリした気持ちになりますね。
Suicaポイントの有効期限は、ポイント取得日の翌年度末(3月末)までの最長2年間でしたが、JRE POINTと共通化されることで実質無期限になり、ポイントの失効をほとんど気にすることなく貯めていくことができるようになります。JRE POINTの有効期限は、ポイントの獲得や利用でポイント数に変動があった日から2年後の月末まで。実質無期限と言えるでしょう。
SuicaポイントをSuicaチャージに交換するには、100ポイント以上10ポイント単位で行う必要がありましたが、共通化以降は1ポイントからSuicaチャージできるようになります。また、従来はJRE POINTをSuica チャージに使うことができませんでしたが、共通化以降はできるようになります。いずれも利用者にとってはメリットと言えますね。
Suicaポイントの用途は、Suicaチャージか、提携ポイント(Tポイント、WAONポイント)へ移行するくらいしかありませんでしたが、共通化以降は、JRE POINTが直接貯まるため、JRE POINT 加盟店や『ネットでエキナカ』などでも利用できるようになります。
一方のJRE POINTは、繰り返しになりますが、Suicaチャージできるようになるという意味で利用範囲が拡大します。
ポイント共通化以外にも、JRE POINTの用途拡大、ビューサンクスポイントの共通化などついても発表がありました。
JRE POINTが、東海道線や湘南新宿ライン、上野東京ラインといった普通列車のSuicaグリーン券と交換できるようになると発表されました。2018年3月を予定しているそうです。
SuicaポイントとJRE POINTの共通化(2017年12月)のあとは、2018年度中にビューカードの利用で貯まるビューサンクスポイントとJRE POINTが共通化されるとのこと。ビューサンクスポイントは、獲得月から24か月後の月末までとなっていますので、共通化によるメリットはこの一点だけでも大きいと言えます。
今回のポイント共通化を受けて、Suicaポイントクラブは2019年3月に終了するそうです。当然の話ですね。ちなみに、Suicaポイントクラブに加入している方は、JRE POINTへの移行手続きが必要だそうです。詳細は改めて発表されるとのことですが、Suicaポイントクラブ終了までに手続きしないとポイント失効なんてことも考えられますので、気を付けないといけませんね。
本文中にも個々に表記したが改めてまとめました。
時期 | 内容 |
---|---|
2017年12月5日 | SuicaポイントとJRE POINTの共通化実施 |
2018年3月 | JRE POINTとSuicaグリーン券との交換を可能に |
2018年度中 | ビューサンクスポイントをJRE POINTへ共通化 |
2019年3月 | Suicaポイントクラブのサービス終了 |
この記事に関連性の高いクレジットカードを紹介します。
Suica付きクレジットカードのイチオシがこれ。Suicaチャージでポイント還元率1.5%。本文でも書きましたが、カードショッピングで貯まるビューサンクスポイントは、2018年度中にJRE POINTへ統合されます。
最終更新日:2018年8月18日