大学生のためのクレジットカード基礎知識

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電子マネー機能搭載のクレジットカード-PR-

簡単&スピーディ、そしてお得な支払い方法として人気の電子マネー。利用機会が多いという方も少なくないのではないでしょうか?

サイト管理人などは、クレジットカードとSuicaがあれば、日常生活の多くのシーンで現金なしで過ごせます。現金を使うのは、カード不可のお店か、友達と割り勘する時くらいと言ったら少し大げさかもしれませんが、感覚としてはそんなもんです。

電子マネーには電子マネー単体の機能のみを有した電子マネーカードやおサイフケータイなどいくつかの形態がありますが、電子マネー機能搭載のクレジットカードを利用すると、クレジットカードと電子マネーが一枚のカードで持てるばかりでなく、よりお得になったり、より電子マネーが使いやすくなる便利機能が利用できるようになるなどメリットは少なくありません。

例えば、前払い型のSuicaの場合、ビューカードが発行するビックカメラSuicaカードなどからクレジットチャージ(クレジットカードから入金すること)すれば、チャージ額の1.5%ものポイントが付与されるほか、チャージ残高が一定額を下回るなど条件を満たすと自動的にチャージしてくれるオートチャージ機能が利用できるなど、よりお得に、より便利にSuicaが利用できるようになります。

というように、もし電子マネーの利用機会が多かったり、これから電子マネーを使ってみたいと考えている場合で、かつ、クレジットカードを探している場合は、『電子マネー機能付き』という観点で選ぶのは、とてもよい考え方だと思います。

そこで、ここでは、電子マネーの基礎知識と個々の電子マネーの特徴を簡単に紹介します。個々の電子マネーの詳細については、それぞれを紹介するページをご覧ください。

[目次]

電子マネー基礎知識

電子マネーについて簡単に紹介します。

電子マネーとは?

電子マネーとは、お店側にある決済端末と利用者が持っているICカードやスマートフォンなどを利用して電子的に決済(支払い)情報をやりとりして会計をする支払い方法の一つです。決済端末にカードやスマートフォンをかざすだけで会計できる手軽さや、ポイントがもらえるなどのお得さが魅力です。

三つのタイプ

電子マネーには、あらかじめお金を入金(チャージ)して利用する①前払い型、電子マネーとして利用した分を他のクレジットカード利用分と一緒に後日支払う②後払い型、銀行が発行するデビットカードと紐付けし、利用した分を銀行口座からすぐに引き落として支払う③即時払い型の三つのタイプがあります。

iDやQUICPayのように従来は後払い型だったものが、前払いや後払い、即時払いの中から選べるようになったものもあり、時の経過とともにサービス内容が多様化・複雑化しつつあります。

どの電子マネーがいいとは一概には言えませんが、各電子マネーとも利用できる加盟店が異なるため、利用機会が多そうな電子マネーを選ぶのが基本です。サイト管理人の場合だと、Suicananacoの利用機会が多いですが、できれば使いたいと思っているWAONの利用機会はほとんどありません。

なお、後払い型の電子マネーには、クレジットカードによるカードショッピングの一形態といった特徴があるため、利用する際には必ず利用可能なクレジットカードの作成が必要になりますし、即時払い型においても、対応する銀行の口座開設&デビットカードの作成が必要になるため、既に口座をお持ちの方以外は、ご利用に際してハードルが高くなる傾向があります。

一方、前払い型の電子マネーは、電子マネー単体で作成できるため、誰でも気軽に始められるという特徴があります。

電子マネーのメリット

電子マネーを利用するメリットはいくつもあります。

お得である

利用することでポイントがもらえるほか、nanacoやWAONなどのようにグループ企業のお店が実施する割引やポイント優遇などのサービスが受けられることもあります。

支払いが速い

電子マネーによる支払いは何と言っても速いです。電子マネーで払うことを告げると店員が端末の準備をします。端末に表示された金額に間違いがなければ、カードやスマホを端末にかざすだけでOK。あっという間に支払いが終わります。

支払いの煩わしさから解放される

電子マネーを利用することで、小銭を探す手間や丁度いいお釣りがくるように計算する手間から解放されます。

財布が小銭で溢れかえることがなくなります

現金払いの場合、常に財布の中の小銭の数が変動するため、時には財布の中が小銭で溢れかえることもありますが、電子マネーを利用するとそのようなことはありません。財布を小銭でパンパンにしてしまうと財布の型が崩れてしまったり、ファスナーが壊れる原因になるなどろくなことはありません。

電子マネーのデメリット

メリットばかりでデメリットはないのか?そんなことはありません。

前払い型電子マネーだとチャージしたお金の利用先が制限される

電子マネーは加盟店でしか利用できません。そのため、前払い型電子マネーの場合、チャージしたお金の利用先が加盟店だけに制限されてしまいます。 チャージ残高が沢山あるのに、生活環境の急な変化などが原因でそれまで使用していた加盟店を使うことがなくなってしまった場合、チャージしたお金の使い道がなくなってしまいます。

前払い型電子マネーの残高がいくらあるのか分かりにくい

前払い型電子マネーの場合、チャージ残高が分からないと使う時に困りますが、残高がカードに表示されているわけではないので分かりにくいです(モバイルの場合を除く)。残高は、通常、買い物の際にレシートに記載されますが、しばらく使用していないと、どのくらい残高があるかが分からなくなることがしばしばあります。確認方法は各電子マネー毎にいくつか用意されているので、それを把握しておけば何てことはありませんが、把握していないと困ることがあります。

電子マネーの選び方

電子マネーは加盟店でしか利用できないため、利用機会の有無で選ぶのが一番です。一人暮らしの学生で、頻繁にイトーヨーカドーで食材を購入しているという場合は、必然的にnanacoを利用するようになるでしょうし、イオンの利用機会が多い方であれば迷うまでもなくWAONを作るでしょう。その他の電子マネーも同様です。

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Suica(スイカ)

Suica

JR東日本のSuicaは首都圏在住の多くの学生が利用しているであろう電子マネー(交通系ICカード)の一つ。通学で利用している学生もいるでしょうし、電子マネーとして駅構内のお店やコンビニなど街中のお店で使用している方もいるでしょう。

JR東日本の共通ポイント『JRE POINT WEBサイト』に登録したSuicaであれば、JRE POINTの一部加盟店利用の際にポイント(JRE POINT)が貯まりますし、また、ビューカード発行のクレジットカードでチャージをすれば、チャージ額の1.5%がポイント還元されるなどお得度も満点。首都圏の学校に通う学生には是非とも利用して欲しい電子マネーです。

ビックカメラSuicaカード

Suicaをお得・便利に利用したいならビックカメラSuicaカードがおすすめ。Suicaへのクレジットチャージで1.5%ポイント還元があるほか、オートチャージなどにも対応。

Suicaについてもっと詳しく

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nanaco(ナナコ)セブン-イレブンの利用が多い学生に

nanaco

nanacoは、セブン&アイ・グループの利用機会が多い学生必須の前払い型電子マネー。通常利用でポイントがもらえるほか、セブン-イレブンやイトーヨーカドーでは、対象商品購入でボーナスポイントがもらえるなどお得度満点。イトーヨーカドーのハッピーデー(8が付く日の5%OFFサービス)の適用も受けられます。

単体のnanacoカードは発行手数料300円(税込)が基本となりますが、実質無料での入手も可能。また、おサイフケータイ機能を利用したnanacoモバイルは無料で始められる上に、ポイント交換やクレジットチャージなどアプリ上で操作できる便利機能が満載です。

セブンカード・プラス

なお、nanaco機能搭載のクレジットカード『セブンカード・プラス』は、クレジットチャージでnanacoポイントが付与されるほか、オートチャージにも対応するなどnanacoをお得・便利に使いたい学生に最適です。

nanacoについてもっと詳しく

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WAON(ワオン)イオングループの利用が多い学生に

WAON

白い犬と『ワオン♪』という決済音でお馴染みの前払い型電子マネーWAONは、イオングループの利用機会が多い学生におすすめ。電子マネーとしては後発組ながら、並みいるライバルをごぼう抜きし、あっという間に発行枚数・利用額ともにトップクラスに躍り出た人気電子マネー。

利用で200円に付き1ポイント(還元率0.5%)もらえるほか、お客さま感謝デー(20日・30日は5%OFF)など毎月実施されるイオングループの割引・ポイントUPキャンペーンが利用できるなどお得度満点。

イオンカード(WAON一体型)

なお、電子マネー機能のみのWAONカードだと発行手数料300円(税込)が掛かるのに対し、クレジットカード一体型は発行手数料・年会費とも無料。イオン銀行が発行するイオンカードの多くにWAON機能が搭載されていますが、オーソドックスなものを選ぶならイオンカード(WAON一体型)がおすすめです。

また、初期費用等を掛けずにWAONを利用するには、イオンカードを作成する以外にも、モバイルWAONやGoogle Payを利用するという手段もあります。

WAONについてもっと詳しく

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楽天Edy発行枚数No1

Edy-楽天ポイントカード

楽天グループの電子マネー『楽天Edy』は、発行枚数No1の人気電子マネー。おサイフケータイの楽天Edyアプリを利用すると、楽天スーパーポイントをはじめとする12種類のポイントから貯まるポイントを選べるほか、オートチャージも利用可能。

なお、楽天Edyと楽天ポイントカード機能を有するEdy-楽天ポイントカードは作成に330円(税込)掛かりますが、おサイフケータイの楽天EdyアプリやGoogle Payを利用すると初期費用等無料で始められます。

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iD(アイディー)

iD

NTTドコモが運営する後払い型電子マネーとして誕生したiDですが、現在は、一部プリペイドカードによる前払い型やデビットカードによる即時払い型にも対応。 登録するカードの仕組みに応じてポイントがもらえるなどお得さも〇。他の電子マネーのような1回当たりの利用上限額の設定はありませんが、加盟店毎に上限額が設定されています。

三井住友カード

iD対応のクレジットカードはいくつかありますが、一体型も選択可能な三井住友カードや年会費無料でポイント還元率が高いOrico Card THE POINTがおすすめ。Orico Card THE POINTに至っては、次ぎに紹介するQUICPayも同時搭載しています。

iDについてもっと詳しく

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QUICPay(クイックペイ)

ジェーシービーが運営するQUICPayは、後払い型電子マネーの代表格。iPhone版おサイフケータイとも言うべきApple Payに搭載されたことで、急激に利用者を伸ばしている人気電子マネーの一つです。

クレジットカードと紐付けして利用するため、前払い型電子マネーの弱点とも言えるチャージが不要であるという強みを持つほか、利用分に対しては、紐付けしたカードが提供する仕組みでポイントが付与されるというお得さも備えています。

また、QUICPayには、クレジットカード一体型、専用カード型、モバイル型、コイン型、キーホルダー型など様々な形態があり、利用者の好みに応じて選ぶことができます。

Orico Card THE POINT

QUICPayを利用するなら、年会費無料でポイント還元率(1.0%)が高いOrico Card THE POINTがおすすめ。一体型でカード枚数の増加を抑えられる上に電子マネーiDも搭載されるなど一枚三役をこなす多機能カードです。

なお、2016年にはQUICPay+という新サービスをスタート。従来、QUICPayを利用するには、クレジットカードとQUICPayの紐付けが必須でしたが、Apple Pay、あるいはGoogle Pay利用者に限り、一部プリペイドカード(前払い)やデビットカード(即時払い)でも利用できるようになったほか、QUICPay+対応加盟店に限り、1回当たりの利用上限が2万円までとされていたものが、それ以上(Google Payの場合は上限3万円/回)でも利用できるようになりました。

QUICPayについてもっと詳しく

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Apple Pay

iPhoneやApple Watchといったアップル製デバイスで利用できるiPhoneユーザー待望の電子決済サービス。交通系ICカード『Suica』を登録・利用できるほか、クレジットカードやプリペイドカードを登録することでiDやQUICPayといった電子マネーも利用可能。WEBやアプリ上での支払いにも対応しています。

Apple Payについてもっと詳しく

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Google Pay

おサイフケータイ対応のAndroidスマホで利用できる電子決済サービス。従来からおサイフケータイを利用しているユーザーからしてみれば、利用メリットがイマイチ分かりにくいですが、電子マネーSuicaやnanaco、WAON、楽天Edy、QUICPayに対応するなど複数の電子マネーを一元管理ができるほか、TポイントやPontaといったポイントカードも登録・利用ができるなどポイントカードの管理機能も有しています。

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最終更新日:2019年1月5日

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