大学生になるとクレジットカードを作れるようになります。きっかけは様々ですが、多くの方がクレジットカードを作り、中には失敗する方もでてきます。会計の際に『会員証を作りませんか?』などとレジの人に勧められ、よく考えずに作ってしまうこともあるようです。
そのため、請求が来て初めて年会費が掛かることに気づかされることもしばしば。最悪なのは、クレジットカードを作る意識はないのに結果として作ってしまうこと。そもそも、クレジットカードをよく理解していないため、知らずに作ってしまうのです。
私自身がそうでした。大学生の時、ソフマップでカードを作りましたが、それがクレジットカードで、年会費も必要だと認識したのは一年後のことです。銀行に行った時にも、勧誘員を銀行員と勘違いし、それと意識することなくカードを作ってしまった経験があります。
今思えばお前は馬鹿か?とさえ思えますが、全て実話です。なんともお恥ずかしい限りです。今の学生は当時の私よりもよっぽど賢いでしょうから、そんな馬鹿なマネはしないと思いますが、十分気をつけて頂きたいと思います。
なお、それなりに使い道がありましたので、それらのカードを必要に応じて使いましたし、使うことによってクレジットカードの何たるかを学ばせてもらったのも事実です。ただ、しっかりした知識があれば、年会費の掛かるカードを作ることはなかったでしょうし、もっと自分にとって有益なカードを作ることができたと思います。
そんな当サイト管理人の経験を踏まえて、当サイトではクレジットカードの基礎知識や利用法などの情報提供、そして、学生でも作れる年会費無料で利用価値の高いおすすめのクレジットカードを紹介します。まずは実際に使ってみることが大事です。使い方が身に付く上に、カードへ考え方や好みが明確になり、理想のカード像が生まれてくるに違いありません。
目的や用途に応じたクレジットカードを抽出できます。
クレジットカードのことがよく分からないという学生の方は、以下をご覧ください。事前に知っておいて欲しいことをコンパクトにまとめています。
クレジットカードは誰でも申込ができるというものではありません。年齢制限がありますし、未成年者の場合は親権者の同意が必要になります。
中学生や高校生はクレジットカードを作ることができません。最低でも18歳以上である必要があり、また、18歳以上であっても高校生だと申し込むことができません。また、年齢制限とは別にクレジットカード毎に個別の申込条件があります。
18歳(高校生を除く)以上であれば、クレジットカードの申込ができますが、20歳未満の未成年者の場合は、親権者の同意が必要になります。具体的には申込時に記入した親権者宛てに電話や書面での確認が入りますので事前に了承してもらっておくことをおすすめします。
クレジットカードを作ろうとした際に、選択肢が色々あるため、迷ってしまうという方は少なくないと思います。特に学生の場合は、カード作りが初めてだったり、経験が少ないため、どう選べばよいか分からないという方も多いでしょう。そこで、カード選びのポイントについて簡単に解説したいと思います。
スマホを選ぶ時を想像してみてください。この機能や特徴だけは外せないというものがありませんか?サイト管理人の場合、GPSとおサイフケータイ機能は必須です。次に大きさや重量、それから価格。これだけで候補をかなり絞り込めます。
クレジットカードの場合も要領は同じです。例えば、卒業旅行や留学などの海外渡航を想定するなら海外旅行関連サービスが充実したものを選べばいいですし、カード発行を急ぐなら、即日発行など発行スピードの早いものを選ぶ。自分の好みで候補となるカードを絞り込み、最終的に残ったものを精査すればよいのです。
なお、学生に限りませんが、年会費は掛からないのが一番。永久無料か条件付き無料カードを選ぶのが基本です。ただし、無料に固執するのは、あまり得策ではありません。年会費に見合った魅力的な特典が付いている場合もあるからです。と言っても、やっぱり基本は無料です。
クレジットカードを作るということは、何万円もする高価な買い物をするのとは違います。特に年会費の掛からない無料カードを選ぶのであれば、難しく考える必要は全くありません。
仮に、想像していたものと違ったものを作ってしまったとしても、しばらく使ってから解約して構いませんし、そのカードはそのまま取っておいて、新しいカードを作るのもOK。
ただし、入会直後の解約や短期間で何枚も申し込むのはご法度です。カード入会後、半年からは1年程度は使うことをおすすめします。また、申込間隔は少なくとも数ヶ月程度はおくことをおすすめします。
ブログやカード比較サイトの多くは、学生専用カードを学生におすすめする傾向にあります。当サイトでも一部紹介・おすすめしていますが、必ずしも学生専用カードにこだわる必要はありません。学生専用カードがダメだというのではなく、選択肢の一つとして考えるべきということです。
学生が作れるクレジットカードには多少の制限はありますが、当サイトが紹介しているように多くの選択肢がありますので、学生専用カードだけに注目するのはもったいないです。
カード到着後に後悔するのは誰にとっても嫌なことだと思ます。そうならないよう最低限以下のポイントについては確認しておくことをおすすめします。
最重要事項と言えるでしょう。年会費は無料が基本。条件が簡単なものであれば、条件付き無料カードでもOK。もっとも、特典やサービスなどどうしても利用したいサービスがあるような場合は納得した上で有料カードをお選びください。
ちなみに、冒頭でも触れましたが、サイト管理人が学生時代に初めて作ったクレジットカードの年会費は有料のものでした。有料であることを認識していれば良かったのですが、確認せずに作ってしまったのですから目も当てられませんね。しかも、解約することなく何年も使用していたのですから、自分に呆れてしまいます。
クレジットカードの発行スピードはカード会社毎、カード毎に異なります。申込当日に発行してもらえる即日発行対応のものがある一方で、多くの航空系カードのように申込から1カ月程度掛かるケースもあるなど、選ぶカードによってまちまちです。
特にお急ぎでない場合は構いませんが、思い立ったが吉日、すぐにでもカードを手に入れたいという方は、カード選びに際して、発行スピードを確認しておくことをおすすめします。
クレジットカードでやらかしてしまう失敗のひとつに、リボ払いのことをよく理解せずに利用してしまい、払いたくもない手数料を支払わされてしまうこと。特にリボ払い専用カードや申込時点で自動リボ払いの設定がなされているカードは注意が必要です。
意を決して申込をしても、カード会社による審査を通過しないとクレジットカードを発行してもらえません。そのため、審査について心配をされる学生が少なくないようですが過度な心配は無用です。
カード会社にとって学生は将来の優良顧客候補。初めて作ったクレジットカードは、在学中はもちろん、卒業してからも長く愛用される人も少なくないことから、カード会社にとって学生会員は喉から手が出るほど欲しいというのが本音です。
そのせいもあってか、社会人よりも有利な学生向け審査基準が適用されるため、書類不備や本人確認の電話に出ない(折り返さない)といった基本的なミスを犯さない限りは普通に発行されるはずですので、過度に審査を恐れる必要はありません。
社会人の場合は年収や職業が重要になるため、無職だったり、極端に年収が低いと審査にマイナスの影響を及ぼす恐れがあります。しかし、学生の場合は異なります。学生の本分はあくまでも学業です。アルバイトをしていた方が有利と言えば有利ですが、アルバイトをしていないことが大きなマイナス要素にはなり得ませんので心配は無用です。
学生の場合、審査のことを過度に心配する必要はないと述べましたが、スマートフォンの分割払いで滞納経験をお持ちの方は、審査が厳しくなることが予想されるため注意が必要です。
スマホなどの分割払い契約(個別信用購入あっせん契約)における滞納情報は信用情報機関に登録されており、入会審査の際に確認されるからです。もっとも、スマホ等の分割払いをきちんと行っている方にとっては、そのことが審査にプラスに働きますのでその点に関しては安心して良いかと思います。
カード会社により若干異なる部分があるかもしれませんが、カード申込に際しては以下のものが必要になります。あらかじめ用意しておくか、すぐに用意できることを確認しておくことをおすすめします。
運転免許証があればベストですが、パスポートや住民票、健康保険の被保険者証などでもOK。ただし、現住所とそれらの住所が異なる場合、上記本人確認書類に加えて公共料金の領収書(本人名義)が必要になるケースが多いです。親元から離れて学校に通っている方で、住民票などを移してない方はお気をつけ下さい。
クレジットカードの支払いは金融機関からの口座振替が基本になりますので、本人名義の銀行口座をご用意下さい。銀行への届出印が必要となる場合もあります。
『もの』ではありませんが、未成年者の場合は、申込にあたり、親権者の同意が必要になりますので、必ず確認しておいて下さい。カード会社により異なりますが、電話が親権者に掛かってくる場合と書面での確認の場合があります。いずれにしても、申込後に認めてもらえないとカードが作れなくなりますので、事前の確認をおすすめします。
申込の際には次の点にご注意下さい。
申込後、申込確認・本人確認の意味で電話が掛かってくることがあります。知らない番号からの電話ということで出ないで放置していると、審査に落とされることがあります。また、電話に出た際は、はきはきとしっかり対応して下さい。いい加減な対応をすると、担当者の心象を害し審査に影響が出ることも考えられます。
ネットから申し込む場合、フォームへの入力により申込を行うことになりますが、誤字に気を付けて下さい。また、内容も正確に記入し、ウソのないようにして下さい。
『審査に不安』、『予備のカードも欲しい』などの理由で一度に複数枚のクレジットカードに申し込むようなことはしないで下さい。全滅のリスクがあります。一枚だったら楽々審査に通過できたものを、欲張ったために全て審査に落ちてしまったら、泣くに泣けません。
無事審査に通過してクレジットカードを発行してもらったら、次の点にご注意を。クレジットカードは便利でお得なツールですが、知識のないまま利用するのはちょっと危険です。
クレジットカードの裏面には、サインパネルと言う署名欄がありますので、自分の名前をサインして下さい。これがないと店頭で利用することができませんし、万が一不正使用された際に補償が受けられません。
カード入会が認められると、郵送等で送られてきますが、クレジットカードが貼ってある台紙には、限度額の記載がありますので、金額を確認して下さい。学生の場合は10万円前後が一般的だと思います。限度額以上には使えませんので、ご注意下さい。
たんまり預金をお持ちの裕福な学生は別として、毎月かつかつの生活をされている学生の方々は、締め日と支払日に特に注意して下さい。カード請求額の支払日に口座残高が不足していると遅延になり、カードの利用が差し止められたり、場合によっては強制解約といったこともあります。また、そのことが新しいクレジットカードを作る際の障害になることもあります。
クレジットカードは会員本人に貸与されたものであり、人に貸すことは禁止されています。兄弟などの家族や親しい友人や恋人に貸してもいけません。万が一悪用された場合、補償が受けられないばかりか、支払いは支払い義務を負うことになります。また、規約違反ということで強制的に解約させられる場合もあります。
リボ払いや分割払いは便利な支払い方法ではありますが、手数料が掛かりますので、その仕組みを理解した上で利用するようにして下さい。また、無駄な出費(手数料のこと)を抑えるためにも、利用しないで済むなら利用しないに越したことはありません。
クレジットカードは限度額の範囲内であればいくらでも利用することができますが、後で返さなければならないお金だということは言うまでもありません。カードを持つことで無駄遣いをしてしまう人もいるようですが、そのようなことのないようお気をつけ下さい。